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飯綱町三水のりんごが美味しい理由!徹底解説!
飯綱町三水がりんご栽培に適している理由
飯綱町は標高1,917メートルの飯縄山の麓に広がる町です。
その中で飯綱三水は標高約500メートルの高原で、昼夜の寒暖の差が激しいことで有名です。
秋季は朝方に降霜し、日中は気温が上がり大きい時で20℃以上の気温差が生まれます。
夜から朝にかけては呼吸を抑えて低気温から実を守り、日中は太陽を浴びてぐんぐん成長します。
また地下では飯縄山からの雪解け水が常に流れており、水源が豊富です。
三水地域だけの粘土質な赤土の土壌もりんご栽培に適していて、養分などの貯蓄率を向上させています。
降雨量も年間で1,000ミリに満たないほどで日照時間も長いです。
30年間の平均降水量
※気象庁より引用
このようなりんご栽培に必要な条件が沢山揃っているので、りんごの生育が十分に進み、味が濃厚でシャキッとした食感のりんごになります。
飯綱三水はりんごの里
ブラベリーファームがある三水地域は、りんご畑が一面に広がりほとんどの農家さんがりんご栽培をしているりんごの里です。
この農家さん全員がりんご栽培に対して真摯に向き合っており、りんごの品質向上に努めております。
りんご1つ1つを大切に育てる心と、確かな技術でより美味しいりんごが育っているように感じます。
りんごで町全体を盛り上げようと様々な取り組みもされています。
是非りんごの里に来て、その自然の雄大さと丹精込めて育てたりんごを味わってみてください。
飯綱産のりんごの美味しさの数値データ
今までは生産者や消費者の官能的な視点で飯綱産のりんごは美味しいとされてきました。
それが本当なのか、科学的・視覚的に表した物がありませんでした。
しかし長野県工業技術センターの研究員の方がサンふじにおいて、強度・糖度・酸度を測定し数値データにされましたので、こちらを紹介したいと思います。
サンふじの強度
このグラフは「破断強度」です。
他産地と比べると大きな差は見られませんでしたが、平均値はすべて上回っており、シャキッとした食感で硬さのある果実という事が証明されました。
サンふじの糖酸比
このグラフは糖度と酸度の「糖酸比」です。
糖度・酸度共に平均値で他産地を上回っており、糖度については飯綱産がかなり大きいことが示されました。
糖と酸の比率は、高い糖度・酸度でありながら一番美味しいとされる糖酸比の40に近い数値になりました。
以上の結果から、飯綱産のサンふじは食感がしっかりしていて、甘味・酸味共に他産地より強くバランスが良いので、より濃厚な味わいになるという事が分かりました。
まとめ
りんご栽培の好条件① | 昼夜の寒暖の差が大きい |
りんご栽培の好条件② | 水源が豊富 |
りんご栽培の好条件③ | 粘土質な赤土の土壌 |
りんご栽培の好条件④ | 日照時間が長い |
りんごの強度 | 他産地よりシャキッと硬い |
りんごの糖度・酸度 | 共に他産地を上回る、特に糖度が高い |
りんごの糖酸比 | 一番美味しいとされる40に近い値 |
いかがでしたか。
秋の行楽シーズンに長野に来ることが有りましたら、ぜひ飯綱町のりんごを食べてみてくださいね!
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