商品の誕生秘話

ブラベリーファームでは自園産のりんごを１００％使用したオリジナルシードルを販売しています。

シードルと聞いても何かわからない、初めて聞いたという方が多いように、まだ世間ではあまり浸透していませんよね。

でもシードルは良いことずくめのお酒なんです！

今回はシードルについてとオリジナルシードルを醸造するきっかけ、こだわりの醸造方法を紹介しようと思います。

 

 

シードルとは

シードルとは、りんご果汁を発酵させて作る「りんごのワイン」です。

アルコール度数は低めの４～８％が主流で、微発泡のスパークリングや、無発泡のデザートシードル、他の果実と合わせたフレーバーシードルなど様々な種類が有ります。

ワインほどアルコール度数は高くなく渋みも少ないので、女性やお酒が苦手な人でも飲みやすく、親しみやすいお酒です。

発祥の地はフランスで、その後ヨーロッパなど世界各国に広がりました。

ヨーロッパではワインと同様一般的なお酒として親しまれています。

日本ではりんごの産地である東北地方や長野で盛んに醸造され、飯綱町でもシードルで町を盛り上げようと沢山のシードルが醸造されています。

 

 

シードルの健康効果

シードルはリンゴ果汁のみを原料として醸造されます。

アルコールも人工的な物ではなく、酵母の発酵によって出来る自然由来の物なので、りんごの栄養をそのまま丸ごと味わえる最高のお酒です！

りんごには様々なポリフェノールがたっぷり含まれています。

この働きにより、抗酸化作用・メラニン抑制作用・脂肪燃焼、吸収抑制作用・アレルギー抑制作用などの効果が期待できます。

カリウムも多く含まれていて、体内の不要物の排泄を促します。

また水溶性の食物繊維やリンゴ酸などもたっぷりなので、腸内環境の改善もしてくれます。

このようにシードルは沢山の健康効果が期待できます！

美味しく健康にお酒が飲めますよ！

 

 

オリジナルシードル醸造のきっかけ

りんごをはじめ、フルーツは季節限定で味わえる旬の味覚です。

１年中フレッシュな物を味わうことは難しいですね。

りんごジュースやジャムなどは１年を通して味わえますが、製造している母数が大きく、突出した自園の特色を出すのが難しいです。

品種によって味は変わりますが、毎年同じ味の仕上がりになります。

その点シードルは、ブレンドする品種・発酵期間・酵母の種類などを変える事により、醸造する度に違った味わいと飲み口になります。

そのため独自のこだわったシードルに仕上げることが出来ます。

「世界に一つだけのオリジナル商品を作ることが出来る」という所に魅了され、シードルの醸造に挑戦してみようと思うようになりました。

 

 

こだわりの醸造方法

オリジナルシードルの醸造は同じ飯綱町にある「林檎学校醸造所」様にて委託醸造しております。

廃校になった小学校を改装して、シードル専門の醸造所を営んでおられます。

学校と名前にもある通り「学び・体験」を重視した委託醸造を行っていて、実際にシードルを醸造する過程を一緒に体験・学びながらオリジナルシードルを造ってくれます。

シードルが出来るまでの工程は

①りんごの洗浄

②果実の破砕

③プレス機で搾取

④タンク一次発酵

⑤澱引き・濾過

⑥瓶詰・二次発酵

と完成まで１カ月～２カ月ほどかかります。

この工程をそれぞれ経験することによって、どのようにシードルが出来るのか、またその過程過程でどのような味わいの物が出来ているか、どのような意味があるか学びながら自分だけのシードルを完成させることが出来ます。

醸造主の意向をしっかり汲み取って醸造してくれるので、楽しみながらやりがいを感じる事が出来ます。

また、搾取した果汁は期間ごと「糖度・比重・PH値・酸度」などを細かく測定し、品質や味の仕上がりにムラが無いように数値で管理してくれます。

 

普通の委託醸造ではこのような細かい作業や数値管理などはなく、りんごだけ持ち込んで、後は出来上がった物を受け取るだけです。

 

自分のイメージする仕上がりに近いシードルが醸造できるのは、この「林檎学校醸造所」だけです。

プロと一緒に造るこだわりのシードルは最高ですね。

 

 

オリジナルシードル２０２３の出来栄え

本年もオリジナルシードルが出来ました。

甘口・辛口共に新作です！

本年のイチ押しは甘口シードルです！

ブレンドりんごは「あいかの香り・サンふじ・王林」です。

りんごの旨味はもちろん、香りの強い品種「あいかの香り」を初めて使用して造りました。

栓を開けると芳醇なりんごフレーバーが強く香り、飲み口もりんごの旨味と甘みを強く感じる事が出来る仕上がりになりました。

「あいかの香り」を使用したのが大正解で、今までにないフルーティーなシードルが完成しました。

辛口のブレンドりんごは「紅玉と秋映」です。

こちらはキリっとした飲みごたえのシードルを造りたかったので、酸の強い２品種を使用し、本場の物に近い仕上がりにしました。

すっきり飲める辛口が料理と合わせる場合はおススメです。

どちらも納得のいく仕上がりになっていますので是非１度飲んでみてください！

→シードル 甘口 750mL – ブラベリーファーム (braveryfarm.com)

→シードル 辛口 750mL – ブラベリーファーム (braveryfarm.com)

 

 

以上がシードルの誕生秘話になります。

まだまだシードルは沢山の可能性を秘めていると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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