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【10月収穫の中生種】紅玉(こうぎょく)【酸味の強い昔ながらのりんご】
紅玉(こうぎょく)という品種
紅玉はアメリカ原産のりんごで明治時代に日本に輸入されたとされています。
現地ではJonathan(ジョナサン)と呼ばれています。
平地では9月下旬~、飯綱町では10月上旬から収穫が始まります。
基幹品種として100年以上にわたり愛されてきた品種です。
ジャムやアップルパイなど加工品の主要品種として有名ですが、実は生食も美味しいです。
果実は小ぶりで真っ赤に着色するのが特徴です。
数十年前までは人気が高く生産者が沢山いましたが、新品種の登場などで生産者は減り、気軽に入手することが難しくなってしまいました。
紅玉(こうぎょく)の食味
紅玉の特徴はやはり酸味の強さです。
現在日本で生産されているりんごの中でもトップクラスに酸っぱいです。
食感は程よい硬さで歯触りがよく、火を通しても煮崩れしにくいです。
この酸味と果実の質が加工用に最適で、加工した際にちょうど良い甘酸っぱさとちょうどよいりんごの質感が人気の理由です。
そのまま生食でも美味しいりんごで、酸っぱいりんごが好きな方にはかなりおススメです!
また遅くまで木にならせた紅玉は蜜が入ることがあります。
蜜入りの紅玉は甘酸っぱさが増してとても美味しいですよ!
しかし収穫が遅れると表面に黒い斑点が出てきてしまい、そこから劣化や腐敗が始まるので、蜜の入った紅玉に出会うのは中々に難しいです。
紅玉はほとんど加工用の販売ですが、生食用を見かけたら蜜入りに出会うチャンスかもしれません。
蜜についてはこちら
→農家が教えるりんごの蜜の正体!蜜自体は甘くない? – ブラベリーファーム | 太陽の贈り物。本物の赤りんご | 長野県飯綱町 (braveryfarm.com)
おススメの食べ方
加工専用と思われがちな紅玉ですが、実は生食も大変美味しいりんごなんです!
当園ではなるべく遅くまで木にならせて、完熟した物を収穫するようにしています。
強い酸味の中にほんのり甘味が加わり濃厚で甘酸っぱい味わいになります。
蜜が入ることは稀ですが、蜜入りの紅玉は一度食べたら甘酸っぱいりんごお好きな方はハマる事間違いなしです!
加工するのもおススメですが、もぎたてフレッシュの完熟の紅玉が手に入ったら是非生食で食べてみてください!
傷や打撲、果実が柔らかくなってしまったものを加工に使用するのがいいと思います。
ジャムにする際は、紅玉の赤い色を際立たせるため皮ごと煮るのがおススメです。
ジュースもおススメで、酸味の中にしっかりとりんごの旨味も感じる事ができますよ!
その他りんごを使用した焼き菓子などには、やはり紅玉を使用するのがいいですね!
保存期間
生食に関しては、時間経過とともに黒い斑点が出てきてしまうので常温では1週間程度、冷蔵では2~3週間程保存です。
加工用に関しては、斑点が出たり柔らかくなってしまっても使用できますので冷蔵で1カ月~1カ月半程が保存の目安です。
保存方法についてはこちら→りんごの保存方法に困っている方必見!農家がりんごを長期保存する方法 – ブラベリーファーム | 太陽の贈り物。本物の赤りんご | 長野県飯綱町 (braveryfarm.com)
旬とお勧め度
中生品種 お勧め度 ★★★★☆
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